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【街角景気】11月の現状判断は16ヵ月ぶりに50の水準超え

 内閣府が発表した11月の景気ウォッチャー調査によると、街角の景気判断を示す現状判断指数は前月比3.2ポイント上昇の52.5となり、好不況の分かれ目となる50の水準を2015年7月以来、16ヵ月ぶりに上回った。指数の改善は5ヵ月連続。

 

 小売や飲食を含む家計関連が3.9ポイント上昇の51.3、企業動向関連が2.5ポイント上昇の53.6といずれも上昇、雇用関連は0.1ポイントの微減だったが57.8と高水準を保った。内閣府は景気の基調判断を「持ち直している」から「着実に持ち直している」に引き上げた。

 

 2?3ヵ月先の景気予想を聞いた先行き判断指数は1.6ポイント上昇の53.0と、こちらも5ヵ月連続で改善した。「株価の上昇や円安など、改善のための新しい要因が出てきている」(南関東の百貨店)など足元の円安・株高の流れを歓迎するコメントが上がっている。