【消費支出】10月は実質0.4%減、食料もマイナスに

2016/12/02 00:00
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 総務省が発表した10月の家計調査(速報)によると、2人以上の世帯の消費支出は1世帯当たり28万1961円で、物価変動の影響を除く実質ベースで前年同月比0.4%の減少だった。8月(4.6%減)、9月(2.1%減)に比べて下落幅は縮小したが、8ヵ月連続のマイナスとなった。

 

 野菜価格の高騰でほうれんそうやレタスの購入が大きく減ったほか、米の支出も減り、「食料」は1.0%減と3ヵ月連続の減少。自動車購入の減少が響いた「交通・通信」は0.1%減、「被服及び履物」は0.2%の微減だった。「家具・家事用品」(2.8%増)や「教養娯楽」(1.8%増)は増えた。品目別では、電気代(10.0%増)や国内パック旅行費(24.1%増)などの伸びが目立った。

 

 一方、勤労者(サラリーマン)世帯の消費支出は1.5%減で6ヵ月連続のマイナス。実収入は0.1%減の48万5827円で3ヵ月ぶりに減少した。

 

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