水産品大手の日本水産は完全養殖の本マグロ(クロマグロ)の量産化に成功、2017年冬から「喜鮪(きつな)金ラベル」のブランド名で出荷を始める見込みだ。
スーパーマーケットや外食店などを対象に18年度に1万尾(500トン)、19年度に2万尾(1000トン)の出荷を目指す。
同社は2007年から本マグロの人工ふ化の研究に着手、14年には人工ふ化した本マグロから受精卵を得ることに成功し、完全養殖を実現した。
大手スーパーではイオンが2015年6月から、完全養殖本マグロをプライベートブランドとして販売している。