【消費支出】 6月は実質2.2%減、4ヵ月連続のマイナス

2016/08/03 00:00
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 総務省が発表した6月の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は1世帯当たり26万1452円で物価変動の影響を除いた実質ベースで前年同月比2.2%の減少となった。マイナスは4ヵ月連続、うるう年効果で伸びた2月を除くと9ヵ月連続の減少となった。

 

 主要項目別では、「食料」は弁当など調理食品は増えたものの、外食や肉類の消費が減って0.1%の微減。「被服及び履物」は2.2%減、「家具・家事用品」は1.9%減だった。

 

 落ち込みが大きかったのは、リフォームなどが減った「住居」(22.2%減)、軽自動車の燃費不正問題で自動車購入が減った「交通・通信」(3.8%減)など。

 

 一方、勤労者(サラリーマン)世帯の1世帯当たりの実質収入は73万1099円で、0.2%増と2ヵ月ぶりに増加した。臨時収入・賞与が1.3%のプラスとなった。だが、消費支出は5.1%減少しており、先行き不安から消費を控える傾向が読み取れる。

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