イオンは店舗から出た食品残さを堆肥にして育てた農産物を直営農場から出荷して販売する、自社完結型の食品リサイクルループを関西地区で完成させた。
店舗での売れ残りや食べ残しなどの食品残さをリサイクル事業者の大栄環境(大阪府和泉市)が回収して有機堆肥をつくり、それをイオンアグリ創造の「イオン兵庫三木里脇農場」(兵庫県三木市)で使用。キャベツやダイコン、ハクサイを育て、グループ店舗で販売する。
6月1日から関西の店舗で順次販売を始めた。リサイクル堆肥を使って年間約500トンの野菜を生産・出荷する予定だ。大栄環境は2015年度にイオングループの店舗から約3500トンの食品残さを回収した。