オーケー、24年に関西進出 東大阪市で店舗用地取得

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オーケーの売場イメージ
2024年前半に関西1号店を出店、その後も積極的な出店を続ける計画だ(画像はオーケーの売場イメージ)

 首都圏を地盤とするオーケー(横浜市)は10月6日、大阪府東大阪市で店舗用地を取得することを明らかにした。関西スーパーマーケットの買収をめぐるエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングとの争奪戦に敗れた同社だが、自前での関西出店を今後本格化する。

 東大阪市が保有する約3626㎡の土地を、子会社を通じて取得する。11月中旬をめどに引き渡しを受ける予定だ。1号店の開業は、2024年前半となる見込み。同社は関西エリアで積極的な出店を計画しており、候補地について情報を求めている。

 関西スーパーをめぐっては、H2Oが食品スーパー子会社2社との株式交換による経営統合を提案したのに対して、オーケーはTOB(株式公開買い付け)の実施を表明。株主総会や法廷で主張を戦わせたが、最終的にH2Oに軍配が上がった。22年2月には、H2O傘下の中間持ち株会社として関西フードマーケットが発足、関西スーパーとイズミヤ、阪急オアシスの3社がその傘下に入っている。

 オーケーはディスカウント型食品スーパーを展開しており、22年3月期の売上高は前期比3.2%増の5242億円、営業利益は1.2%減の300億円だった。

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