イオンの電子マネー「WAON(ワオン)」の2015年度(15年3月~16年2月)の年間利用額が約2兆592億円となった。同社によれば、国内のIC型電子マネーで利用額が2兆円を突破したのは、WAONが初めて。
2007年4月にWAONでの決済が始まって以来、9年足らずでの2兆円突破となった。野村総合研究所の調べによれば、15年の電子マネーの決済市場規模は約5兆円で、WAONは約4割のシェアを占めることになる。
WAONが利用できる加盟店は24万5000ヵ所にまで増えており、累計発行枚数は5610万枚(2月末現在)となった。自治体などと提携した「ご当地WAON」の種類は109種類(同)に達している。