H2O、イズミヤを含む食品事業を再編、中間持ち株会社設立

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは、イズミヤなどスーパーマーケット(SM)を中心とする食品事業を再編する。4月に食品事業を統括する中間持ち株会社を設立、その下にイズミヤや「阪急オアシス」を展開する阪食などが並ぶようにする。重複した機能や施設などを統合することで事業の効率化を図る。

 7月をめどに現イズミヤから小売事業(新イズミヤ)と生鮮食品の加工・販売事業を切り離し、中間持ち株会社の傘下に置く。現イズミヤは社名を変更、店舗の土地・建物などの管理・開発を行う不動産事業会社となる。小売事業と不動産事業を切り離すことで、不採算店舗の撤退や資産の整理が進めやすいようにする。

 イズミヤの総菜製造子会社や阪食の食品製造部門なども中間持ち株会社が統括する。

 H2Oが発表した2015年4~12月期の連結業績は、イズミヤの統合効果などもあり売上高が前年同期比10.9%増の6902億円、営業利益が14.5%増の184億円と2ケタの増収増益だった。イズミヤ事業の売上高は2443億円、営業利益は40億円だった。16年3月期通期では売上高が8.6%増の9171億円、営業利益が15.2%増の246億円と前期に続いて過去最高益を更新する見通しだ。

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