東急ストアは1月12日、ネットスーパーで注文した商品の受け取り専用ロッカーを駅構内に設置、試験的に運用を始めた。
専用ロッカーを設置したのは東急東横線綱島駅(横浜市港北区)の改札前。1月8日に「東急ストア綱島駅前店」を閉鎖したことから、同店を利用していた客などの不便を解消する目的で同駅を設置場所に選んだ。
東急ストアのネットスーパーは東急電鉄のサービス「東急ベル」の一部として運用しており、通常は専任の配送スタッフが商品を届けている。専用ロッカーは職場や電車の中で商品を注文し、帰宅途中に駅で受け取りたいといったニーズに対応する。
ロッカーの利用料は1回当たり324円(税込み)だが、注文金額が2500円(3月末までは1500円)以上の場合は無料となる。冷蔵機能を備えているため、生鮮食品や日配品も受け取ることができる。
今年秋頃まで試験運用を続けた上で、サービスの拡大を検討する。
ネットで注文した商品の受け取り専用ロッカーについては、楽天が「楽天BOX」の名称で2014年5月から駅構内などで運用を始め、設置場所を徐々に増やしている。