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【米CVSヘルス】 ターゲットの薬局と診療所の買収を完了

 米ドラッグストア大手のCVSヘルスは12月16日、米ディスカウントストア大手のターゲットから店内薬局と店内診療所事業の買収を完了したと発表した。

 

 総額19億ドル(約2280億円、1ドル=120円換算)の今回の買収で、CVSはターゲットから1672店舗の店内薬局を取得、順次「CVSファーマシー」にブランド転換していく。また、ターゲットが今後薬局併設の店舗を新設する際には、薬局部門はCVSが運営する。

 

 ターゲット店内にある簡易診療所79ヵ所は、CVSのブランドである「ミニットクリニック(MinuteClinic)」に転換する。今後3年以内にCVSがターゲット店内に最大20ヵ所の簡易診療所を新設することも今回の買収条件に含まれる。

 

 CVSは約9500店舗の薬局を展開しているが、今回の買収で1万1000店舗を超える。

 

 ターゲットは今回の事業売却により税前段階で5億7500万~7億7500万ドルの利益を計上する。一方で、2016年1月期第4四半期の売上高は5億ドル程度減少する見通しだ。