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【ブリヂストン】 米ペップ・ボーイズの買収価格引き上げ、1035億円に

 大手タイヤメーカーのブリヂストンは、米自動車用品専門店チェーンのペップ・ボーイズ(ペンシルベニア州)の買収価格を引き上げることで同社と合意した。

 

 10月26日に締結した契約に基づく株式公開買付価格は1株当たり15ドルだったが、これを15.50ドルとすることで現地時間の12月11日に合意した。これにより買収総額は約8億6300万ドル(約1035億円、1ドル=120円換算)となり、約2800万ドル(約33億6000万円)の増額となる。

 

 ペップ・ボーイズの買収に関しては、ブリヂストンとの契約後、ペップ・ボーイズの大株主でもある著名投資家カール・アイカーン氏の投資会社が1株15.50ドルで買い取る対抗案を出していた。

 

 ペップ・ボーイズはタイヤや自動車用品などを販売する専門店を約800店舗展開しており、2015年1月期の売上高は20億8400万ドル(約2500億円)。ブリヂストンも米子会社を通じて全米にタイヤ販売店約2200店舗(直営)を展開しており、ペップ・ボーイズを傘下に収めることでタイヤの販売や自動車整備などの事業拡大を目指す。