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【米クローガー】 既存店売上高が48四半期連続のプラスに

 米スーパーマーケット(SM)最大手のクローガーが発表した2015年8~10月期の既存店売上高は前年同期比5.4%増(ガソリン販売を除く)で、48四半期連続でのプラスとなった。

 

 プライベートブランド導入を含めて品揃えを強化している自然食品の売上高が消費者の健康志向を背景に好調で、2ケタ成長を続けており、全体の売上げを底上げしている。自然食品SM最大手のホールフーズに比べて価格が安いことなどが消費者から支持されている。総菜や青果部門の売り上げも好調を維持しており、客数の増加につながっている。

 

 ガソリン販売を含む全体の売上高は、ガソリン価格低下の影響で前年同期比横ばいの250億ドルだったが、粗利益率が改善したことなどから営業利益は18.6%増の7億7200万ドル、純利益は18.2%増の4億2800万ドルとなった。

 

 クローガーは16年1月期通期の既存店売上高予想を前期比5.0~5.25%増に引き上げた。従来予想では4.0~5.0%増としていた。