日本ケンタッキー・フライド・チキン（KFC）は同社のウェブサイトから商品を予約注文し、店頭で受け取ることができる「KFCネットオーダー」の運用をフランチャイズを含む全1160店（９月末現在）のうち545店で始めた。
ウェブサイトのメニューを見て商品を選択、受け取り店舗や日時を指定して注文を完了する。注文情報は店舗のPOSシステムと連動しているため、クレジットカードで事前決済しておけば来店時に商品をスムーズに受け取ることができる。
この予約注文システムは富士通が構築した。KFCではクリスマスシーズンなどの繁忙期に店頭や電話で予約注文を受け付けていたが、注文の受け付けや商品の受け渡しに時間がかかり他の客の待ち時間が長くなるなどの事態が生じていた。新システム導入で待ち時間の短縮や販売機会損失の解消につなげる。
KFCでは一部店舗で商品のデリバリー（配達）サービスを行っているが、今後は予約注文システムにデリバリー注文の受付システムを追加する予定。