【米ウォルグリーン】 ドラッグストア業界3位のライト・エイドを買収

2015/10/30 00:00
Pocket

 米ドラッグストア業界首位のウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(BA)は10月27日、同業3位のライト・エイドを現金172億ドル(約2兆640億円、1ドル=120円換算)で買収すると発表した。

 

 昨年12月に米ウォルグリーンと英アライアンス・ブーツが経営統合して誕生したばかりのウォルグリーンBAだが、今回の買収によって業界2位のCVSヘルスを大きく引き離すことになる。

 

 ウォルグリーンBAは現在、11ヵ国で1万3100店舗以上を展開。一方のライト・エイドは米国内で4570店舗を運営しており、買収によってウォルグリーンの米国内での店舗数は約1.5倍に増える。

 

 ただ、買収には米連邦取引委員会の承認が必要で、一部店舗の売却などを迫られる可能性もある。買収は16年上期中に完了する見通し。

 

 ウォルグリーンBAが発表した2015年8月期決算は、売上高が前期比35.4%増の1034億ドル、純利益は約2.1倍の42億ドルと合併効果で大きく伸びた。

人気記事ランキング

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態