すかいらーく、22年12月期の営業利益予想を95億円引き下げ、最終損益は赤字に

Pocket

すかいらーくのロゴ
すかいらーくホールディングスは8月12日、2022年12月期の連結業績予想(国際会計基準)を引き下げた。資料写真、2006年6月撮影(2020年 ロイター/Yuriko Nakao)

 すかいらーくホールディングスは8月12日、2022年12月期の連結業績予想(国際会計基準)を引き下げた。新型コロナウイルスの影響が長期化しており、売上が当初計画を下回る。また、急速な円安の進行などでコストも上昇しており、利益が大幅に減少する。

 売上高に当たる売上収益は3360億円を見込んでいたが、3120億円(前期比17.9%増)に引き下げた。営業利益は前期比97.2%減の5億円と、従来予想から95億円の下振れとなる。

 収益構造を改善するために、ロードサイド型の店舗を中心に不採算店舗約100店を閉鎖する。これに伴って減損損失を計上することなどから、40億円の黒字を見込んでいた22年12月期の最終損益は20億円の赤字(前期は95億円の黒字)に転落する見通しだ。

 同日発表した22年1〜6月期の連結業績は、売上収益が前年同期比11.8%増の1415億円、営業損益が24億円の赤字(前年同期は4億円の黒字)、最終損益は27億円の赤字(同5億円の赤字)だった。4月に大幅なメニュー改定を行ったり、配膳ロボットを1213店舗に導入(6月末時点)して作業効率を高めたりしたが、売上不振とコスト上昇を補えなかった。

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態