U.S.M.H、3~8月期の営業利益は71億円、マルエツ、カスミ好調

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)が発表した2015年3~8月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が3293億円、営業利益が71億円だった。期初予想に比べて、それぞれ3億円、13億円の上振れとなった。

 マルエツの既存店売上高が前年同期比4.6%増、カスミが2.1%増と好調だったことが上振れの要因。マックスバリュ関東は1.7%減と苦戦したが、3社合計では3.2%のプラスだった。

 統合効果の追求のため3社による共同調達の対象品目を広げ、原価低減に取り組んだが、粗利益率は0.2ポイント悪化し、26.8%となった。期間中にマルエツが8店舗、カスミが5店舗を新設する一方、マルエツが4店舗、カスミが1店舗、マックスバリュ関東が4店舗を閉鎖、第2四半期末の店舗数は合計で485店舗(中国の2店舗を含む)となった。

 事業会社ごとの営業利益は、マルエツが前年同期比75.0%増の35億円、カスミが9.0%増の36億円、マックスバリュ関東が3000万円の赤字(前年同期は1億7100万円の赤字)だった。

 今後の景況や消費動向などが不透明だとして通期の業績予想は据え置いた。16年2月期は営業収益6600億円、営業利益120億円を見込む。

 U.S.M.Hはマルエツ、カスミ、マックスバリュ関東の3社が経営統合して今年3月に発足、筆頭株主であるイオンの連結子会社となっている。

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