【国内飲料市場】 15年度は1.2%増、2年ぶりプラスの見通し

2015/09/24 00:00
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 矢野経済研究所の予測によると2015年度の国内飲料市場の規模(メーカー出荷額ベース)は、前年度比1.2%増の4兆9950億円と2年ぶりのプラスとなる見通しだ。

 

 調査対象は炭酸飲料、コーヒー飲料、ミネラルウォーター、果汁入り飲料、各種茶系飲料、スポーツ・機能性飲料、栄養飲料、飲用牛乳類、豆乳など。14年度は消費増税による需要の落ち込みや最盛期となる夏場の天候不順が響いて、1.9%減の4兆9350億円と5年ぶりに前年実績を下回る結果となっていた。

 

 市場全体が縮小する中で、トクホ飲料の無糖茶などで活性化した日本茶飲料は市場規模が拡大した。13年に発売された「伊右衛門 特茶」(サントリー食品インターナショナル)に加えて、14年発売の「からだすこやか茶W」(日本コカ・コーラ)、「食事と一緒に十六茶W」(アサヒ飲料)なども支持を得た。

 

 そのほか、健康・美容志向の高まりを受けた豆乳、エナジードリンクなどが好調だった栄養飲料、生活用水としての利用が習慣化されたミネラルウォーターが14年度もプラス成長を維持した。

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