ローソン、中国の店舗数が5000店を突破 10カ月で1000店舗増

ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室
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中国のローソン
メガフランチャイズ契約やエリアライセンス契約を通じた出店を加速させている

 ローソンが、エリアライセンス契約やメガフランチャイズ契約を通じて中国での出店を加速させている。7月1日に四川省成都市、湖南省長沙市、重慶市などに計29店舗をオープンし、中国での店舗数が5000店を突破した。

 ローソンは1996年、現地法人の上海ローソンを設立、日系コンビニエンスストアとして上海市に初進出した。現地法人は当初、中国企業との合弁だったが、2017年には完全子会社化した。

 2010年以降、現地子会社を通じて重慶市、大連市、北京市に出店。14年からは地場小売業とのメガフランチャイズ契約を結び、出店エリアと店舗数の拡大を図ってきた。契約先企業がフランチャイズ本部機能を担うエリアライセンス契約も増やしている。

 中国での店舗数は17年2月に1000店舗に達した後、19年1月に2000店舗、20年10月に3000店舗、21年9月に4000店舗となり、そこから10カ月で1000店舗増やして5000店舗を突破した。

 中国本土における日系コンビニでは、ローソンの店舗数が最大となっている。新型コロナウイルス感染症が広がってからは、弁当や店内加工の揚げ物、デザートなどのデリバリーサービスを強化してきた。22年6月の中国国内でのデリバリー事業の売上高は、前年同月に比べて約7割増加した。

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