米クローガーが「仮想フードコート」導入、複数の飲食店にまとめて注文可能

ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室
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テキサス州ダラスのクローガーで導入した仮設フードコート
テキサス州ダラスのサザンメソジスト大学近くの既存店で、仮想フードコートを導入した

 米スーパーマーケット最大手のクローガー(Kroger)は、テキサス州ダラスのサザンメソジスト大学(SMU)近くの既存店で、キッチン・ユナイテッド・ミックス(Kitchen United Mix、カリフォルニア州パサデナ)が運営する「バーチャル(仮想)フードコート」を導入した。

 キッチン・ユナイテッドが‘運営する仮想フードコートとは、複数のレストランブランドがゴーストキッチン(テークアウトとデリバリー専用の厨房)を開設し、利用者は複数のブランドの料理をまとめて注文できるというもの。

 ダラスのクローガー店舗に出店したキッチン・ユナイテッドでは、ホットドッグの「ドッグハウス(Dog Haus)」、カレーの「カレー・アップ・ナウ(Curry Up Now)」、地元ダラスの中華麺店「モンキーキング・ヌードル・カンパニー(Monkey King Noodle Company)」、ハンバーガーの「カールズジュニア(Carl’s Jr.)」など9つのブランドの料理を注文できる。

 注文は、クローガー店内に設置されたデジタル端末、キッチン・ユナイテッドのウェブサイトまたはアプリで行う。個別のレストランへの注文は料理宅配アプリからも可能だが、複数のレストランにまとめて注文し、商品を一括して受け取りたい場合はキッチン・ユナイテッド経由で注文する必要がある。

 クローガーの来店客は、買物前に料理を注文しておけば、買物が終わった後に出来たての料理を受け取り、持ち帰ることができる。来店客以外も料理をオンラインで注文して持ち帰ったり、配達してもらったりすることが可能で、キッチン・ユナイテッドでは近隣住民やSMUの学生などの利用を見込んでいる。

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