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【通販市場】 14年度は6兆円突破、伸び率は鈍化

 日本通信販売協会の調査によると2014年度の通信販売市場の売上高(速報、推計値)は、前年度比4.9%増の6兆1500億円となった。金額ベースでは前年度に比べて2900億円の増加となり、初めて6兆円を突破した。

 

 通販市場は1998年度にマイナス成長を記録したが、99年度以降は16年連続で増加が続く。ただ、14年度の伸び率は直近10年の平均成長率7.3%を下回っており、成長速度は鈍化した。

 

 市場拡大の要因として同協会では、(1)楽天やアマゾンなどEC(電子商取引)を専業とする企業がプラットフォームを提供することでインターネット通販市場のけん引役になっていること、(2)ネットスーパーなど有店舗企業のネット通販が伸びていること、(3)中小企業のネット通販参入により裾野が拡大したこと、の3点を挙げている。