オイシックス、シダックスに80億円出資 給食事業などで提携検討

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給食事業などでシダックスとの提携を検討する。

 食品宅配大手のオイシックス・ラ・大地は6月29日、投資ファンドのユニゾン・キャピタルから同社が保有するシダックスの株式を80億円で取得すると発表した。給食事業などでシダックスとの提携を検討する。

 シダックスはカラオケボックス事業の不振などから業績が悪化、2018年にカラオケ事業を売却し、19年にユニゾン・キャピタルと資本業務提携した。現在は、保育園や学校、病院、高齢者施設など向けの給食事業を中心に、学童保育など自治体施設の運営受託事業、役員車・公用車などの車両運行サービス事業などを展開している。22年3月期の売上高は前期比4.9%増の1155億円、営業利益は3.5倍の24億円、純利益は5.5倍の40億円だった。

 オイシックスが取得するのはB種優先株と普通株式で、B種優先株が普通株に転換された場合の出資比率は26.5%となる。取得時期は8月下旬から9月上旬を予定している。

 シダックスは、オイシックスを含む複数の企業と給食事業における提携を協議しているが、「現時点で具体的に決定したものはない」としている。

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