【アインファーマ】 資生堂から化粧品ブランド「アユーラ」を買収

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 調剤薬局大手のアインファーマシーズ(札幌市)は6月30日、資生堂の100%子会社で「アユーラ」ブランドで化粧品の製造・販売を行うアユーララボラトリーズ(東京都港区)を買収すると発表した。

 8月31日付で資生堂からアユーラ社の全株式を取得する。取得額は非公表。

 アユーラ社は百貨店内などのインショップ75店舗とインターネット通販を中心に化粧品を販売している。アインファーマは今期中に出店を決めている「美と健康」をテーマにした複合商業施設2ヵ所に「アユーラ」のショップを導入するなど、販売チャネルの拡大を図っていく方針。

 アインファーマは主力の調剤薬局のほか、物販事業としてドラッグストア「アインズ&トルペ」57店舗を運営しており、これらの店舗で「アユーラ」ブランドを取り扱うことも考えられる。

 アユーラ社の2015年3月期の業績は、売上高が27億円、営業損益は1億8500万円の赤字。

 アインファーマは11月1日付で持株会社に移行し、社名をアインホールディングスに変更する予定で、物販事業を調剤薬局に次ぐ経営の柱に育てていきたい考えだ。

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