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【国内EC市場】 消費者向け物販は約6兆8000億円、13.5%増

 経済産業省が行った電子商取引に関する市場調査によると、2014年の消費者向けEC(電子商取引)市場の規模は前年比14.6%増の12兆7970億円だった。このうち、旅行などのサービスやオンラインゲームなどのデジタルコンテンツを除く物販のEC市場規模は6兆8043億円で、前年に比べて13.5%増えた。

 

 物販のEC化率(商取引全体に占めるECの割合)は4.37%だった。

 

 商品分類別でEC市場規模が大きいのは、「衣類・服装雑貨等」(1兆2822億円)、「生活家電・AV機器・PC・周辺機器等」(1兆2706億円)、「食品、飲料、酒類」(1兆1915億円)、「雑貨、家具、インテリア」(1兆1590億円)の順で、この4つのカテゴリーで物販EC市場の7割以上を占めている。

 

 「食品、飲料、酒類」は前年比で20.4%増と伸び率はもっとも高かったが、EC化率は1.89%と物販全体の平均を下回っている。これは市場全体の規模が約60兆円以上と大きいためであるが、そのぶん伸びしろが大きいともいえる。