全国スーパー、5月の売上高は0.9%増 食品は2カ月連続マイナス

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千葉のスーパーマーケット
日本チェーンストア協会が発表した全国スーパー(加盟56社)の5月の売上高は、既存店ベースで前年同月比0.9%増だった。写真は千葉のスーパーマーケットで2020年5月撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 日本チェーンストア協会が発表した全国スーパー(加盟56社)の5月の売上高は、既存店ベースで前年同月比0.9%増だった。9カ月連続で前年実績を上回ったが、主力の食品は2カ月連続のマイナスとなった。

 新型コロナウイルス感染者数の減少で外出機会が増え、内食需要が減退する一方、衣料品は季節商品などの動きが良かった。住居関連商品も行楽需要などが追い風となった。商品部門別の既存店売上高は、食品が3.6%減、衣料品が13.1%増、住関品が8.3%増だった。

 一方、全国スーパーマーケット協会など3団体がまとめた食品スーパー270社の5月の売上高(速報値)は、既存店ベースで3.2%減だった。

 売上全体の約3分の1を占める生鮮3部門は4.4%減で、青果、水産、畜産がそろってマイナスだった。総菜は1.0%増と健闘したものの、日配や一般食品も前年割れとなった。

 地区別では、九州・沖縄だけが2.7%のプラスで、他の5地区は関東が5.4%減、近畿が4.1%減となるなど、いずれもマイナスだった。

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