そごう広島店、面積3分の2に縮小 新館は23年夏で閉鎖

ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室
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 セブン&アイ・ホールディングス傘下のそごう・西武は6月22日、「そごう広島店」(広島市)の新館を2023年夏に閉鎖すると発表した。これにより、同店の売場面積は約3分の2に縮小する。

 新館の売場面積は約2万3000㎡。1994年4月から約30年にわたって営業を続けてきたが、賃貸契約が満期を迎えるのを機に閉鎖することを決めた。

 一方、1974年に開業した本館は改装によって売場面積を3万2000㎡から3万6000㎡に拡大、23年秋に全館リニューアルオープンする。1階と2階を隣接する「アクア広島センター街」側に増床、「ビューティー」「ラグジュアリー」ゾーンの充実を図る。地下食品売場には、広島初出店となる食品ブランドを誘致する。

 そごう広島店は、市中心地の基町・紙屋町エリアにあり、バスターミナルを併設している。周辺では新サッカースタジアムの建設や広島市民球場跡地の整備などが進むが、市内最大の百貨店が売場面積を大幅に縮小することで、にぎわいが低下する懸念もある。

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