ソニーは非接触ICカード技術「フェリカ」を使った調剤履歴管理サービス「harmo（ハルモ）」の試験導入エリアを東京都内にも広げる。
世田谷薬剤師会と連携して６月から世田谷区の薬局に対して同サービスを提供するほか、文京区の水野薬局へも提供する。
同サービスはICカードを使って調剤履歴をインターネット上のサーバーで管理する。サーバー上の調剤情報は利用者の個人情報とは分離されており、薬剤師と医師、利用者およびその家族が情報を共有できる。スマートフォン用アプリケーションをインストールすれば、モバイル端末から調剤情報を閲覧することもできる。
ハルモは2013年に川崎市で初めて導入された後、試験サービスエリアを各地に拡大、現在まで250を超える薬局に導入され、約１万1300人が利用している。