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【食品スーパー売上高】 3月の既存店は4.4%減、11ヵ月ぶりのマイナス

 日本スーパーマーケット協会など3団体が発表した加盟285社の3月の売上高(速報ベース)は8327億円で、既存店ベースでは前年同月比で4.4%の減少だった。

 

 前年は消費増税前の駆け込み需要で7.0%増と大きく伸びていた反動で、マイナスとなった。前年実績割れは昨年4月以来、11ヵ月ぶり。

 

 商品部門別では加工食品など一般食品が11.2%減、日用品など非食品が17.6%減と落ち込みが大きく、牛乳や豆腐など日配も1.2%の減少だった。

 

 生鮮3部門は2.4%増、総菜も4.4%増と好調を維持した。

 

 同時に発表した2014年度(14年4月~15年3月)の売上高(速報ベース)は9兆8733億円で、全店ベースで前年度比1.9%増、既存店ベースでは0.1%の微減だった。

 

 エリア別の既存店売上高をみると、景気が底堅い関東(1.7%増)と中部(0.7%増)がプラスで、そのほかは近畿と北海道・東北が1.6%減となるなど、いずれもマイナスだった。