メニュー

【全国百貨店】 3月の売上高は19.7%減、前年の反動大きく

 日本百貨店協会が発表した3月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月比19.7%減だった。2月は11ヵ月ぶりのプラスに転じていたが、前年3月は消費増税前の駆け込み需要で25.4%増と大きく伸びていたため、その反動で落ち込んだ。休日の日数が前年同月より2日少なかったことも影響した。

 

 主要品目では食料品が5.7%減と比較的小幅な減少にとどまったが、主力の衣料品(18.8%減)や身のまわり品(25.8%減)、化粧品・貴金属などの雑貨(32.2%減)、家具・家電などの家庭用品(28.5%減)は落ち込みが大きかった。

 

 そうした中、訪日外国人向けの免税品売上げは約3.2倍に増え、高級ブランド品・時計、化粧品、酒などの売上げを下支えした。