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【マクドナルド】 今期営業赤字が250億円に拡大、131店舗を閉鎖

 日本マクドナルドホールディングスは4月16日、2015年12月期の連結営業損益が250億円の赤字になる見通しだと発表した。67億円の営業損失だった前期から赤字幅が拡大する。

 

 1月に発覚した異物混入問題などが響き、連結売上高は前期比10.0%減の2000億円、フランチャイズを含む全店売上高は14.4%減の3820億円を見込む。

 

 店舗の収益力低下で49億円の減損損失を計上するため、最終損益は380億円の赤字(前期は218億円の赤字)となりそうだ。

 

 同社は2月5日に14年12月期決算を発表した時点で、今期業績予想を未定としていた。

 

 今期は成長が見込めない131店舗を閉鎖するほか、今後4年間で全店の約3分の2に当たる約2000店舗を改装し、集客力の強化を図る。また、全国を3つのエリアに分けてマーケティングや人事、財務などの機能と権限を委譲する地区本部制を採用するのに伴って本社をスリム化、約100人の早期退職を募集する。