ファーストリテイリングは4月9日、2015年8月期の連結業績(国際会計基準)予想を引き上げた。
売上高に当たる売上収益は前期比19.3%増の1兆6500億円、営業利益は53.4%増の2000億円となる見通しだ。従来予想に比べて売上収益が500億円、営業利益が200億円の上方修正となる。
同日発表した15年8月期上期(14年9月~15年2月)の業績が計画を上回ったことが上方修正の要因。
国内ユニクロ事業は既存店が8.4%増と好調だったことに加えて値下げロスが減ったことで粗利益率が向上、営業利益は24.7%増の894億円だった。
中国・香港・台湾を中心に海外ユニクロ事業も大幅増収となり、円安効果もあって営業利益は428億円と63.2%伸びた。ジーユーを中心にグローバルブランド事業も好調で、営業利益は23.4%増の117億円となり、全事業セグメントで大幅な増益を達成した。