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【全国百貨店】 2月の売上高は1.1%増、11ヵ月ぶりのプラス

 日本百貨店協会が発表した2月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月比1.1%増だった。消費税率が引き上げられた昨年4月以降はマイナスが続いていたが、11ヵ月ぶりのプラスとなった。

 

 売上高総額は4457億円余りで、そのうち訪日外国人向けの免税品売上げが約3.4倍の150億円余りに拡大、全体を押し上げた。日本政府観光局によると中華圏の春節(旧正月)休暇と重なった2月の訪日外国人客数は57.6%増の138万7000人と単月としては過去最高を記録した。

 

 百貨店売上高の地区別の動きを見ると、東京(5.3%増)や札幌(5.0%増)など5都市がプラスとなる一方、名古屋(2.3%減)や京都(8.3%減)などはマイナスとまだら模様。10大都市を除く地区はほぼ前年並みだった。