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【健康食品市場】 14年は0.2%増の7208億円、新表示制度が追い風か

 矢野経済研究所の調べによると2014年度の国内健康食品市場の規模は、メーカー出荷額ベースで前年度比0.2%増の7208億円となりそうだ。高齢化社会の進展やアンチエイジング(抗加齢)意識の高まりなどにより、市場は当面拡大基調が続くものと見られる。

 

 また、15年4月には食品の新機能性表示制度がスタートする予定で、健康食品業界にとっては追い風となるものと見込まれる。

 

 13年度の販売チャネル別の市場規模をみると、訪問販売を除くすべてのチャネルで市場規模が増加した。最大のシェアを持つ通信販売は4.3%増の2920億円で、チャネル別構成比は40.6%と4割を超えた。ドラッグストアを中心とする薬系チャネルは2.4%増の952億円、コンビニエンスストアやスーパーなど食品系チャネルは1.9%増の263億円だった。

 

 食品の新機能性表示制度については、セルフ販売が主体のドラッグストアやコンビニなどにおいてとくに追い風となることが予想される。