ドラッグストア大手のサンドラッグは2月9日、2015年3月期の連結業績見通しを引き下げた。売上高は前期比0.6%減の4450億円、営業利益は5.9%減の264億円と減収減益となりそうだ。従来予想に比べて、それぞれ197億円、25億円の下方修正となる。
消費増税前の駆け込み需要の反動減が長引いているほか、夏場の天候不順による季節商材の販売不振などもあり、14年4~12月の既存店売上高が前年同期比4.4%減と苦戦していることが大きい。特に主力のドラッグストア事業の既存店が6.2%の減収と不振が目立つ。ただ、12月単月では0.8%増とグループ合計の既存店売上高はプラスに転じており、来期にかけて業績が持ち直す公算が大きい。
同日発表した2014年4~12月期の連結業績は、売上高が0.5%増の3327億円、営業利益が8.4%減の189億円だった。