総務省が発表した2014年12月の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は1世帯当たり33万2363円で、物価変動の影響を除いた実質ベースで前年同月比3.4%の減少だった。
前年実績を下回るのは9ヵ月連続。消費税率が引き上げられた14年4月から前年割れが続く消費支出は、11月に2.5%減まで落ち込み幅が縮まり、このまま持ち直すかと見られたが、12月はまた落ち込み幅が広がった。
主要項目のうち食料は8万6191円で1.9%減、家具・家事用品は1万3164円で5.5%減、被覆及び履物は1万4286円で1.0%減だった。
一方、勤労者(サラリーマン)世帯の実収入は92万4911円で実質0.8%の減少だった。収入の減少は15ヵ月連続。臨時収入・賞与は38万5163円で名目ベースでは1.9%増えたが物価の上昇に追いつかず実質ベースでは1.0%減だった。