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【トイレタリー市場】 13年度は1.2%増の1兆7351億円、2年ぶりのプラス

 矢野経済研究所の調べによると、2013年度の国内トイレタリー市場規模(メーカー出荷額ベース)は1.2%増の1兆7351億円と2年ぶりのプラスだった。

 

 トイレタリー市場は人口減少やプライベートブランド増加による価格競争激化などが成長阻害要因となる一方、高齢化に伴う大人用紙おむつなどの需要増加、衛生意識の高まりによる家庭用マスクなど細菌感染防止関連商材の売れ行き拡大などがあり、過去数年は市場規模はほぼ横ばいの状況が続いている。

 

 分野別では、高齢者向け製品と家庭用マスクの販売が好調だった「サニタリー関連」市場が2.6%増の6860億円、“香り”ブームを背景に芳香・消臭剤が堅調に推移した「ホームケア関連」市場が0.8%増の3398億円、口腔ケア意識の高まりでデンタルフロスや洗口液が伸びた「オーラルケア関連」市場が2.1%増の1570億円となる一方、柔軟仕上げ剤など「衣料関連」市場は横ばいの3264億円、ボディシャンプーやハンドソープなどの「フェイス・ボディケア関連」は0.8%減の2257億円となった。

 

 14年度の市場規模は、0.2%増の1兆7393億円とほぼ横ばいとなる見通しだ。