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【飲料市場】 14年度は1.1%減、5年ぶり減少の見通し

 矢野経済研究所の予測によれば、2014年度の国内飲料市場規模(牛乳・乳飲料を含む、メーカー出荷額ベース)は前年度比1.1%減の4兆9770億円となる見通しだ。

 

 過去4年は夏場の好天にも恵まれて飲料市場はプラス成長を維持していたが、今年は梅雨明けが遅かったほか、西日本で豪雨など天候不順が続いたこともあって、5年ぶりにマイナスに転じそうだ。

 

 一方、13年度の飲料市場規模は1.8%増の5兆300億円だった。茶系飲料が中心だったトクホ(特定保健用食品)飲料でコーラ飲料が発売され、コーヒー飲料や炭酸飲料といった嗜好飲料にもトクホが広がるなど、健康志向に対応した商品が市場をけん引。07年度以来6年ぶりに5兆円の大台に乗せた。カロリーゼロの「ゼロ系」や甘みを抑えた大人向け炭酸飲料も人気を集めた。