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【全国百貨店】 10月の売上高は2.2%減、7ヵ月連続マイナス

 日本百貨店協会が発表した10月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月比2.2%減だった。月前半の週末に2つの台風が上陸した影響もあり、前月(0.7%減)より減少幅が広がった。前年実績割れは7ヵ月連続。

 

 地区別では10大都市が0.9%減、10大都市以外の地区が4.8%減となり、地方部の苦戦が顕著だった。プラスだったのは大阪(0.4%増)と福岡(2.1%増)で、東京は0.1%の微減となった。

 

 商品別では、主力の衣料品が2.8%減、食料品が1.5%減となる一方、化粧品は外国人向けの販売が好調だったこともあり、6.4%増と4ヵ月連続のプラスだった。

 

 訪日外国人売上高は、10月から免税対象商品が広がった効果などから、前年同月に比べて約2.1倍の約86億円と単月として過去最高を記録した。