日本マクドナルドホールディングスが発表した2014年１～９月期の連結業績は、売上高が前年同期比12.7％減の1722億円、営業利益が97.8％減の２億円だった。７月に発覚した中国の取引先の期限切れ鶏肉使用問題の影響で売上高が大きく減少、既存店ベースでは9.3％の減収となった。原材料の廃棄費用や売上げ減少を踏まえた減損損失など83億円の特別損失を計上した結果、純損益は75億円の赤字（前年同期は63億円の黒字）となった。
10月以降も売上げの回復傾向は見られず、10月の既存店売上高は前年同月比17.3％増と４ヵ月連続での２ケタ減収、前年実績割れは９ヵ月連続となった。
14年12月期通期では売上高が15.1％減の2210億円、営業損益が94億円の赤字（前期は115億円の黒字）、純損益は170億円の赤字（同51億円の黒字）と従来予想を据え置いた。