日本百貨店協会が発表した9月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月比0.7%減だった。6ヵ月連続での前年割れとなったが、前年同月に比べて日曜日が1日少なかったことを考えると同協会では「実質プラスであることから、消費税率引き上げによる駆け込み需要の反動はやわらいできている」としている。
地区別では前月に消費増税後初めてのプラス(0.5%増)に転じた10大都市が9月は0.2%の微減となった。プラスは東京(0.5%増)、名古屋(2.8%増)、大阪(2.7%増)の三大都市だった。
商品別では、婦人・紳士共に前年をクリアした衣料品が0.6%増、活況が続く化粧品(3.8%増)も3ヵ月連続のプラスだった。身のまわり品(1.0%減)や食料品(1.7%減)などは前年割れだった。