JA全農が全日食と提携、Aコープ店舗のてこ入れ図る

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 全国農業協同組合連合会(JA全農)は10月14日、ボランタリーチェーンの全日本食品と業務提携すると発表した。

 JAグループの食品スーパー、Aコープに全日食チェーンのPOSシステムと自動発注システムを導入、店舗運営の省力化によるコスト削減を図る。また、販売促進や品揃え、ポイントカードの運用などにおいて全日食チェーンのノウハウを活用、営業力の強化につなげる。

 一方で、全日食チェーン加盟店舗にはJAグループからの原料や商品の供給を増やす。

 JAグループは日本全国で763店舗のAコープ店舗を展開(今年3月末現在)、グループ全体で4085億円の売上げを上げている。全日食チェーンには中小スーパー約1800店舗が加盟、加盟店の年商合計は約3300億円となっている。全日食本部は全国25ヵ所の物流センターから加盟店に商品を供給するほか、POSデータに基づいて売り場づくりと販促を支援している。

 JA全農は今年5月にファミリーマートと提携、Aコープとコンビニエンスストアの一体型店舗の展開を始めるなど、Aコープのてこ入れを進めている。

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