Jフロント、減益予想から一転、2.7%の営業増益に、上半期

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 J.フロントリテイリングが発表した2014年3~8月期の連結営業利益は前年同期比2.7%増の184億円だった。期初予想では2.9%減の174億円を見込んでいたが、一転して増益となった。

 大丸松坂屋百貨店を中心とする百貨店事業は消費増税後の反動減や夏場の天候不順などで売上高は1.5%減の3683億円となったものの、販売管理費の削減で営業利益は87億円と0.2%の微増を確保した。

 パルコ事業は都心型店舗の改装効果などでテナント売上げが好調に推移、売上高は1.5%増の1331億円、営業利益は5.9%増の61億円と連結業績に貢献した。

 外商顧客向けゴールドカードのクレジットカード化によって加盟店手数料が大幅に増えた結果、クレジット事業の売上高は19.7%増の52億円、営業利益は23.4%増の17億円となった。

 15年2月期通期の業績予想については、売上高を従来予想から110億円引き下げて1兆1610億円とする一方、営業利益予想は430億円(2.8%増)で据え置いた。なお、前期に計上したピーコックストア株の売却益がなくなるため、純利益は39.8%減の190億円となる見通し。

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