イオンは葬祭事業を行う新会社「イオンライフ」を設立、9月1日から事業を始めた。これまで総合スーパーの中核事業会社、イオンリテールが「イオンのお葬式」として葬祭事業を行ってきたが、これを分社化し、事業の拡大を図る。
「イオンのお葬式」は、不透明だと言われてきた葬儀費用をメニュー化、価格を明確にすると共に、追加料金がないパッケージ料金体系で葬儀の低価格化を実現。また、特約店である葬儀会社の評価制度を導入するなどして顧客満足度を高めてきた。
今後は葬儀に加えて、遺言信託や相続税手続き、遺産整理の相談にも応じるなど、生前から死後の準備を進める「終活」をサポートする事業へと領域を拡大する。
現在約5万1000人の会員を2020年までに20万人に増やし、16年には葬儀受注件数で国内トップを目指す。