北海道の食品スーパー、北雄ラッキー(札幌市)は8月20日、食品の製造を委託した下請業者20社に対して、支払うべき代金を不当に減額したとして公正取引委員会から下請法違反で勧告を受けた。
公取委によれば、鍋用材料セットなどの製造委託先に対し、「月次リベート」「指定月リベート」などの名目で、支払い代金から計約1695万円を差し引いていた。違反のあった期間は2012年10月から今年3月まで。
北雄ラッキーは不当に差し引いた金額について、7月24日までに全額を下請業者に返還した。同社は「下請法遵守に関する社内研修を実施するなどコンプライアンス意識の向上と再発防止に努める」としている。