公正取引委員会は6月30日、九州北部が地盤の食品スーパー、サンリブ(北九州市)に対して、下請法違反があったとして勧告を行った。
公取委によれば、サンリブはプライベートブランド(PB)の下請業者25社に支払うべき代金からリベートや発注システム使用料の名目で一定額を差し引き、総額約6508万円を不当に減額していた。
サンリブは勧告に従う意向で、減額した代金の一部についてはすでに返還した。
サンリブは福岡・佐賀・広島・山口の4県で80店舗弱を展開、大分・熊本・宮崎で80店舗強を運営するマルショク(大分市)と共にサンリブ・マルショクグループを形成している。グループの売上高は2013年2月期で2113億円となっている。