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【街角景気】 5月の現状判断指数は2ヵ月ぶりに上昇、反動減和らぐ

 内閣府が発表した5月の景気ウォッチャー調査によると、街角の景気実感を示す現状判断指数は前月比3.5ポイント上昇の45.1となり、2ヵ月ぶりに上昇した。

 

 家計動向指数は、百貨店やスーパー、コンビニなどで消費税率引き上げ後の駆け込み需要の反動減が和らいだことから4.9ポイント上昇の42.1となった。このうち、小売関連は7.3ポイント上昇の39.2と改善幅は大きかったが、好不況の分かれ目となる50の水準は大きく下回ったままだ。

 

 一方、2~3ヵ月先の景気見通しを示す先行き判断指数は3.5ポイント上昇の53.8で、2ヵ月連続で改善した。家計動向指数は3.3ポイント上昇の53.1、このうち小売関連は4.0ポイント上昇の54.1といずれも50の水準を上回った。

 

 先行き判断については、「消費税増税後の影響も現時点では思ったほどではなく、今後ベースアップや賞与の増額の効果が現れれば、今よりもよくなる」(北関東のスーパー)といったコメントが挙がっている。