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【米セーフウェイ】 アルバートソンズと合併で合意、店舗数2400店規模に

 米スーパーマーケット(SM)業界で大型再編が決まった。業界2位のセーフウェイは3月6日、同業大手でアルバートソンズなどを傘下に持つABアクイジションズと合併することで合意した。

 

 ABアクイジションズは不動産ファンド運営のサーベラス・キャピタル・マネジメントを中心とした投資家グループが保有する持株会社で、アルバートソンズを中心にアクメ、ジュエル-オスコ、ラッキー、ショーズなどSM事業会社を保有、グループの店舗数は計1075店に達する。売上高は公表していないが、米業界誌『プログレッシブ・グローサー』によれば2012年度の売上高は推定198億ドルで、SM業界では第5位となっている。

 

 セーフウェイの売上高は361億ドル(2013年12月期)、店舗数は1335店舗で、単純合計で売上高は約560億ドル、店舗数は約2400店となる。最大手のクローガーの売上高(984億ドル=14年1月期)とはまだ大きな開きがあるが、店舗数では約2600店(コンビニエンスストアなどを除く)のクローガーに迫る。

 

 セーフウェイは13年12月期に約220店舗を展開していたカナダ事業を現地の大手小売業に売却、「ドミニクス」の店名で約70店舗を運営していたシカゴ地域からの撤退を決めるなど資産のスリム化を進め、会社の身売りに備えていた。

 

 同社は1986年に投資会社のコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)に買収され、海外事業や米国内での店舗売却など資産整理を進めた後、90年に再上場した経緯がある。