外食大手のゼンショーホールディングスは、公募増資などにより最大で約301億円を調達する。
調達した資金は主力の牛丼チェーン「すき家」、第2の柱である回転寿司チェーン「はま寿司」の新規出店のほか、食品スーパーを中心とする小売事業でのM&Aなどに充てる。
2475万株を公募し、需給状況に応じて275万株を上限に追加の売り出し行う。払込日は3月12日?17日。
同社は小売事業として、青果販売のユナイテッドベジーズ、食品スーパーのマルヤ(埼玉県)やマルエイ(千葉県)を子会社として抱えるが、昨年12月には小売事業を強化するために中間持株会社、日本リテールホールディングスを設立、「小売事業において戦略的投資を行っていくステージに入った」としており、今後、M&Aをさらに活発化させていく狙いのようだ。