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【宝飾品市場】 18年には1兆円の市場規模に、矢野経済予測

 矢野経済研究所は国内の宝飾品市場(小売ベース)が2018年には1兆円に拡大するとの予測を発表した。

 

 景気回復基調を受けて富裕層を中心に高額品消費が伸びており、2013年の宝飾品市場は前年比5.6%増の9617億円と大きく伸びた。今春以降の2度の消費税率アップの影響から14年と15年は市場規模は横ばいで推移するが、16年以降は再び拡大基調に転じると同研究所では見ている。

 

 プラス要因としてはアジア諸国からの観光客の増加、インターネットやテレビショッピングなど販売チャネルの多様化が挙げられ、団塊世代の退職金による消費活発化も期待される。

 

 ただ、婚姻組数減少によるブライダルジュエリーの市場縮小などが続いており、バブル期の1991年に3兆を超えていたのと比べると、宝飾品市場は3分の1ほどの規模に激減している。