メニュー

【ニッセン】 2期連続で営業赤字の見込み、セブン&アイ連結業績にマイナス要因

 ニッセンホールディングスは2月3日、2014年12月期の連結営業損益が46億円の赤字になるとの予想を明らかにした。同日発表した13年12月期の連結決算では、33億円の営業赤字となっており、2期連続で営業損失を計上することになる。

 

 同社は1月29日付でセブン&アイ・ホールディングスの連結子会社となったが、当面はセブン&アイの業績の足を引っ張ることになりそうだ。

 

 13年12月期は主力のニッセン事業で販促費を抑制、商品数を絞り込むなどコスト削減を進めた結果、稼働客数が減少して大きく減収。円安による原価アップ分を価格に転嫁したことも客離れを招いた。前の期にシャディとその関連会社を子会社化した効果で連結売上高は11.2%増の1964億円と増収になったものの、ニッセン事業の不振をカバーできず営業赤字となった。

 

 今期もニッセン事業の減収傾向が続き、円安による商品原価やカタログ製作費、配送費などのコスト増加要因が見込まれることから営業損失が拡大する見通しだ。