青山商事、全店在庫を検索できる「デジラボ」導入を加速 今期は120店

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青山商事が導入しているデジタルサイネージ「デジラボ」
デジラボを使った接客の様子(イメージ)

 青山商事は、来店客がデジタルサイネージ(電子看板)やタブレット端末を使って「洋服の青山」全店の在庫を検索できるシステム「デジラボ」の導入を加速する。2023年3月期は、6月14日から順次導入を開始し、期末までに120店に導入する。

 同社は16年から「洋服の青山」でデジラボの導入を開始した。導入店舗数は5年で約60店舗にとどまっていたが、22年3月期は約100店に導入する計画を立てるなど、導入を加速させている。

 デジラボ導入店では、全店の在庫と連動するタッチパネル式の大型デジタルサイネージやタブレットを複数設置する。来店客はこれらの端末を使って、全国の「洋服の青山」にある1000万点以上の在庫の中から欲しい商品を選ぶことができる。デジラボを利用して購入した商品は後日、自宅に配送される。

 デジラボ導入店では、同じ色柄のスーツをサイズ別に在庫する必要がなく、限られたスペースで多くの種類を陳列できることから、当初は主に都市部にある売場面積100坪(約330㎡)未満の小型店で導入していたが、現在は大型・中型店への導入も進めている。

 デジラボの導入に伴って、売場の再編も進めている。導入店ではスーツ売場の一部を縮小、オーダースーツのコーナーや、テレワーク対応のビジネスカジュアル商品、レディース商品などを拡充している。

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